水戸光圀公
「ここにおわすは、先の副将軍…」とテレビドラマで有名な、水戸光圀公。
実際に日本国内を旅していたわけではありませんが、「黄門さま」と呼ばれていたのは史実のようです。
光圀公には、関する様々なエピソードが残されています。
餃子を日本で初めて食べたとか、初めて靴下をはいていたとか。
この靴下というのは、「メリヤス足袋」と呼ばれたもので、外国製のものです。
シルクのものと綿で出来たものがそれぞれ数足、光圀公の長持ちに入っていたのが見つかったそうです。
何度も洗濯されていた形跡があり、光圀公が愛用していたことが伺われます。
外出先で疲れて、近くにあった米俵に腰かけていたところを、お百姓さんに怒られて謝ったという、テレビドラマの主人公のキャラクターも通じるようなエピソードも残されています。
これらの人柄や人物像をヒントにテレビドラマ化して、息の長い番組になったわけですが、とうとう番組も終了に。
マンネリもありますが、もう勧善懲悪のストーリーを毎週やるというのは、しかも一話完結というのは難しいのですかね。
殺陣もあまり華麗ではありませんしね、今の助さん格さんには申し訳ないですが。
それよりも鬼平犯科帳の方が、展開も複雑ですし、数か月に一度の頻度ですから視聴者も多いでしょう。
マンガと並行して読むとおもしろそうですよね。
遠洋漁業に出る
あるテレビドラマの中で、ご主人がずっと遠洋漁業にでて一年に10日しか家に帰ってこないという場面がありました。
家に帰ってきたときには、夫婦はまるで新婚のときのように仲がいいのです。
それだけを見ていると、確かにいつも離れて暮らしていると、いつも新鮮な気持ちで相手を見られ、、年をとっても恋愛感情いっぱいで幸せな夫婦になれるように感じます。
でも、実際はそんなにうまくはいかないように思います。
私の知り合いの人は、やはりご主人が船の仕事でアジアをずっと行き巡っています。
家に帰ってくるのは、一年でやはり数十日です。
でも、家に帰ってくると奥さんとしては物の置き方一つにしてもかえられてしまい、戸惑います。
また、普段の習慣をご主人に伝えると、ご主人は、いろいろと注意されているように感じ、まるで自分の家でないような気になってしまうそうです。
そこで、二人とも不機嫌になってしまうのです。
また、コミュニケーションも普段とれませんから、ギクシャクしてしまうそうです。
海にいるときには、電波が届かず、電話もメールも自由にはできないそうです。
ですから、メールをしても忘れたころに返事があるそうで、何年もそういう生活をしているとだんだんメールもしなくなるそうです。
そして、ご主人も何十年も男性ばかりの生活をしていると、そういう生活に慣れてしまい家庭での生活がしっくりこないそうです。
それで、退職前の人のほとんどは離婚して一人になっているそうです。
それを聞いて、現実は甘くないなあと思います。
お互い、努力してコミュニケーションをとって初めて夫婦として末永く暮らしていけるものなんですね。
テレビドラマはやはりテレビドラマなのだなあと思いました。