貨幣の形成歴史
人類が貨幣を使用する歴史は物々交換の時代からです。
長年の自然淘汰を経って、貨幣として使用されたものはどんどん金属で取り代わられました。
取引体系について然程の変化は無いとは思いますか、貨幣価値は変わってますよね。
金属貨幣を使うメリットはその製造において労働力が必要となり、自然から大量に取られなくて、蓄えやすいです。
数量が少ない金、銀と製錬にくい銅はますます貨幣を作る金属になりました。
人類文明の発展によって、古代ギリシア、ローマとボスなどの国でコインを使いました。
しかし経済の発展によって、金属貨幣の不便も感じられました。
特に金額が高い貿易で大量の貨幣を使わなければなりませんでしたが、その重さと体積が人に悩ませました。
また、資源に限りがあるので、使えば使うほど、どんどん足りなくなってしまいました。
すると、紙幣が現れました。
紙幣も実は破れる、ニセモノが現れるなどのデメリットもありますが、それらの対策は製造段階で実施されてるようですね。
しかし、お金の使い方を知らなければ、貨幣価値を知ることは出来ません。
お金の使い方と言っても、人によって解釈が異なるので、定義は人それぞれとなるでしょうが、大富豪がなぜ大富豪なのか、いつもお金に困る人とどう違うのかは、誰でも興味はあると思います。
更には、お金に露骨に執着する人は、お金が逃げていくとも言われていますよね。
注意したいものです。
お金もちになっても
以前に友達からもらった本が、読みたくてもなかなか読むきっかけがなく読めていませんでした。
読む時間がないのではなく、なにかきっかけがなかったのです。
でも、やっと最近読み始めました。
それは、50年ほど前の中国で生活している人の話です。
その人は、若い頃とても貧乏人でした。
お茶を飲むのももったいなく、お風呂にもほとんど入ることができないほどです。
ところが、働き者のお嫁さんをもらってから、本人も田畑で働くことが好きだったこともあり徐々に裕福になっていきます。
自分たちの子供が少し大きくなるころには、その街では1、2を争うほどの金持ちになっているのです。
ところが、その生活はけして幸せなものではありません。
なぜかと言うと、家にはいつも平和がないからです。
家族もバラバラの生活。
ともに話すことと言えば、お金の管理の仕方や、お互いのお金の使い道の批判ばかり。
また、メンツを気にする毎日。
そして、お金の使い方がわからないあまり、浮気するのです。
現代の多くの家庭を表しているように感じました。
そして、家族バラバラになり、幸せでなくなっていくその生活を想像することができます。
まだ、読んでいる途中ですが、確かに極度の貧乏暮らしは大変です。
でも、裕福になったところで、お金の使い道を知らず、家には平和もなく団らんもない、そんな生活はとても幸せとは言えないことを感じました。
やはりお金では、幸せは買えないのです。
家族の団らんや働くことからくる充実感など、お金では買えないものから幸せ、心の満足を感じるのだと思いました。