企業の危機管理

企業経営では、大なり小なり、リスク管理のマネジメントは必須です。

大企業では企業買収などによる統合や合併に備えてのマネジメントや風評被害予防など、具体的に取り組んでいるようですが、中小企業や個人企業においては、そこまで手が回らないのが実情でしょう。

極端に言うと、我々には企業買収なんて無縁だ、という言うこともあるのでしょうが、企業リスクはそれだけではありません。

特に、昨今の厳しいビジネス環境においては、優秀な人材の確保と育成も出来ていない企業もあり、それはそれで企業経営に必要な「人」という資源の枯渇を意味します。

これをリスクと言わずに、何と称するのでしょうか。

ただでさえ、新卒者や転職者から敬遠されがちな中小企業での最優先のリスクマネジメントは、人材に関することと、働く環境の整備ではないでしょうか。
特に、女性社員の定着率の高い企業は、業績は好調であるという傾向も出ています。

女性の視点から社内の仕事環境を改善すると、かなりの効果が見受けられるようです。
細かいところまで見抜けるのが、女性視点の最大の特徴です。
事務ワークでも女性を貴重な戦力として考えている企業は、オフイスワークも効率が良いですね。

いざという時に修理修繕が出来ないと、業務に支障をきたすことに対しての対策はお済ですか?
特にネット社会は、クラウド化しサーバーの重要度が高くなっています。
文書の危機管理に備えて、セキュリティとメンテに強いサーバーを選んでおくべきでしょう。

冒険と存続のバランス

家計も会社も形さえあれば、外面的には収支が成り立っているように見えるものです。

フタを開けてみれば火の車なんてことは、決して珍しい事ではありません。

資本が少なくて歴史の長い、例えば製造業で暖簾のある中小企業などは、同じサイクルで長年続いていて落ち着いているので、あまり新しい事に手を付けないし業務拡張しないようです。

という事から、少ない資本で起業している企業にはどういう会社が多いのかしら、と思いましたら、いわゆるベンチャー企業が多いようです。

起業には冒険の部分があり、どれもベンチャーのようなものだと思うのですが、業務形態が今迄に無かった仕事内容での起業であったり、今迄に無かった物を開発していたりする部分が冒険なのでしょう。

個人商店で物を売る場合、店舗の家賃や商品の仕入れや在庫を持つ事にお金が掛かりますから、立地条件が良くて固定客を確保できないと経営が成り立たなくなります。
それを思い出しますと、ベンチャー企業の場合も取引先や固定客の確保が肝心なようです。

大学発ベンチャーが赤字だという話は5年位前に何かで読みました。
学識者の後押しと宣伝の力はあっても、安定していて安全である顧客や取引先の確保が難しいからだろうという気がします。

冒険して存続するノウハウというのはあるのでしょうか?

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