お父さんは理科の先生という噂
息子が2年生最後の時、文集を持って帰りました。
3年生になるとクラス替えがあるので、思い出に文集を作成したようです。
各自「楽しかった思い出」と「大きくなったらなりたいもの」を書いているのですが、うちの息子は「大きくなったらお父さんのような賢い理科の先生になりたい」と書いていました。
ちなみに主人はサラリーマンです。
確かに理科の教員免許は持っていますが、教壇に立った事は一度もないのです。
息子に問いただすと「お父さんが理科の先生の免許をもっているって言ってたから書いた」と、そのままの答えでした。
子供は素直で直球勝負なのです。
3年生になって理科の授業が始まる事を息子は楽しみにしていた事と主人の理科の教員免許の話が、息子の頭の中で重なったようです。
早速、先日の参観日に何人かのお母さんから「ご主人どこの学校の先生なの?」と聞かれ、幾度となく笑いながら弁解していた私です。
理解の難しい話を簡単に解釈すると、周りが振り回されるという良い例でした。
これから成長していくにつれて、免許制度など詳しく知っていくことになるでしょう。
社会生活を営む上では、免許や許認可の制度は、知っておいて損はありません。
自分でビジネスを起こす時に、ひょっとすると向き合わなくてはならないことにもなるからです。
ただし、知識をひけらかすと人間性を疑われますので、気を付けたいところですよね。
あいさつの一歩先
寒い寒い寒い。
夏の暑い時期は
「夏より冬のほうが実は好きかも。」なんて思っていたが、
ここ数日、口を開けば「寒い」という言葉ばかり。
人に会うたび「寒い」。
家族と会話を始めるたびに「寒い」。
でも、この「寒い」という言葉は、
周りの人との共通の話題であり、
コミュニケーションをとるのに、とても使いやすい言葉。
ただ、私はその先もう一歩が足りないと思うことがある。
コミュニケーションが上手だなぁ、と思う人は
はじめの一歩の会話の先に、もうひとこと付け加える。
「おはようございます」のあいさつのあと、
私はたいていそこで終わってしまう。
が、例えば、子どもの学校の参観日。
久々に会うママさんたちを前に、
いつももうひとこと言えればよかったと感じる。
「○○ちゃん、元気にしてる?」
「髪型変わったんだ、似合うよ。」
「なんか痩せたんじゃない?雰囲気変わった」
「最近○○してる?」
・・・などなど。
相手のお子さんのこと。
ママさん自身のこと。
家族のこと。
誰に対しても同じ言葉で済ませられるあいさつの言葉のあとに、
その人にだけに発せられる言葉。
そこから一対一のコミュニケーションが生まれる。
そう思うんだけど、これが苦手。すぐに言葉がでない。
あいさつだけして、その場を通り過ぎてから、
ああ言えばよかった、こう言えばよかった、とちょっとだけ後悔する。
たいした言葉じゃないから、
そんなに悩むほどのことではない。
あいさつの先のもうひとことを言わなかったからといって、
相手が不快に思うわけでもない。
でも、あいさつのもう一歩先の言葉を発せられるように、
今日からがんばってみたい。