マドリード滞在記

スペインの首都マドリードには残念ながら2011年現在日本からの直通フライトはありませんが、オランダや、イタリア、フランスなどを経由して簡単につくことができます。

ここは美術館天国で、一日では回りきれない国立プラド美術館、リラックスのできる美しい中庭をもち、現代アートがたくさん見られるソフィア美術館、更には1時間程で見て回れる小さな美術館もあちらこちらにあります。

よくソフィア美術館でもツア-でこられている日本人の方々が、時間がない為にそれぞれのセクションの入り口にたつのみで引き返して行くのを見ます。
しかしかの有名なダリやピカソなど大御所の絵が揃う美術館をかなりの駆け足で通り過ぎるのはもったいないことです。

せめてツア-でも自由時間がたくさんあるものを選び、美術館はゆっくり周ることをお勧めします。
また、マドリードはアート以外にもスペイン中の地方料理が楽しめます。

素材もスペイン中の肉や魚がここに集まってくるので様々です。ホテルの人はもちろん、地元の人は特にここがバレンシア料理の店、ここはガリシア地方の料理専門と、どこの地方のレストランか詳しいですので思いきって聞いてみてもよいですし、インタ-ネットで調べてから行くのもいいと思います。

とにかくたくさん食べてたくさん珍しいものを見、独特の文化から刺激されて帰っていきましょう。
感性が豊かになると、持ち物にも反映されるようですね。

オリンピック

オリンピックの招致に燃える東京、イスタンブール、マドリードの三都市。
私は東京以外のどちらかに決まってほしいと願っている。
安易な理由だが、オリンピック開催地に決まると、テレビ番組ではこぞってその都市の旅番組などを放送するからだ。

海外を旅する番組が大好きで、しかもどちらも行ってみたい都市だからこそ、たくさんオリンピック前の番組を見たいのだ。
特にスペイン・マドリードは3年前に一人旅を計画していた都市。
親元を離れて1年経ったころで、何か目標を見つけて貯金しようと考え、行ってみたかった国スペインを目的地にしていた。

しかし、その頃ヨーロッパでは経済的に困窮していた。
とくにスペインは若者の失業率が極めて高くなっていた時期。
ちょうどスペイン人で、日本に仕事で長期滞在している人と話す機会があったため、色々と話を聞いていると、悪いことは言わないから今は絶対辞めた方がいい!と強く言われました。

若い女の一人旅は自殺行為だとも。
失業率が高く、若い年代の男性が昼間から安いバルでお酒を飲んでいるらしい。
窃盗の被害がかなり多くなっていて、これだけ不景気ならしょうがないよね、という雰囲気が漂っているとのこと。
じゃ、一人旅じゃなくて母親と一緒に行こうかなと言うと、余計に危ないと言われた。

日本人のマダムはお金に余裕があると分かっているから何があってもおかしくないそうだ。
その人は日本に滞在している間に、スペインに住んでいる親戚が車上荒らしや空き巣に入られたそう。
だから、自分の国に今は帰りたくないと言っていた。

そんなこともあって、スペインへの旅行は諦めたまま時間が過ぎてしまった。
スペインのガイド本だけは買ってあったので、たまにパラパラとめくってはいいな〜と羨ましく思っているのだ。
オリンピックが決まれば、思う存分テレビで見られるから、今年の六月結果が出るそうだから楽しみだ。

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