営業利益と経常利益
営業利益とは、売上高から諸経費を指し引いた利益のこと。
諸経費には、仕入れの費用、製造コスト、販売コスト、人件費、広告費などの一般管理費と言われるものが含まれています。
よって営業利益とは、その会社が本業とする仕事で純粋に儲かった額となります。
一方、経常利益とは、営業利益に営業外の利益や損失を合わせて計算したものです。
例えば、銀行預金の利息はプラスされますし、借金返済をすればマイナスになります。
株式を持っていた場合の配当金は、業績が良ければプラス、悪くなればマイナスとなります。
その他にも不動産を売ったり買ったりするなど、会社の資産となるものの収支を合計して出されるのが経常利益なので、会社の総合的な成績は、経常利益を見て判断されます。
こうした財務状況を読む能力は、会社員のほとんどが有していません。
どちらかと言うと、事業主は必須なので、程度の差はあれど読むことが出来ます。
一流大学を出て、一流の企業に就職したにも関わらず、こうした数字を読めないというのは、いささか情けない話ではあるのですが、相変わらず就職のために走り回っている人もいますよね。
何を企業が求めているのかを把握せずに、独り善がりな面接シミュレーションなんて役立つはずもないのです。
高校の模擬面接なんて茶番です。
指導する教師が実際に体験していないのですから、指導は机上の空論に過ぎません。
appleの革新的な企画力
私が働いている会社では、月に一回企画書を提出しなければならず、毎月月末になるとヒーヒー言いながら無い知恵を絞りまくっています。
求められているのは、会社の利益に繋がる企画。
ただでさえ毎日の仕事でいっぱいいっぱいなのに、そんな立派な企画、そうそう思いつきません。
しかも、企画書の提出は私が入社する前から続いているので、当然すでに提出された企画も数多く存在します。
既出の企画にかぶらないように、真新しい企画を生み出さなくてはならないのです。
先月、ついに完全に行き詰まってしまい、有名な企業の試みを参考にしようといろいろ調べてみたんです。
同業から異業種まで、それはもう幅広く。
その時に目にとまったのが、かの有名な米apple社でした。
appleは最近特許の登録数が多く、注目を浴びているそうです。
たとえば、モバイルデバイスでの太陽光発電が可能になるとか、iPhoneの液晶割れを防止する機能とか…。
液晶割れなんてどうやって防止するんだろう?と思ったら、落とした時に本体を回転させてダメージを抑えるというものらしいです。
いやー、斬新ですねぇ。
発想が新しいと言いますか、革新的とでも言いましょうか。
一体どうやって思いつくんでしょう。
やはり、常日頃からいろんなことに興味を持って、さまざまな角度から物事をとらえ、考えることが必要なんでしょうね。
そうすることが、豊かな発想力、企画力に繋がるのではないかと思います。
先月は結局タイムオーバーで大した企画を出すことができませんでしたが、今月はなにか斬新な企画が出せたらな~と思います。