不安なこと
自宅近くには倉庫が多く、いつか何か起こる予感がしていたのですが、遂にその日が来ました。
建設会社が所有する資材置き場から深夜出火しました。
通行人が火事に気付いて連絡したようで、サイレンの音が鳴り響いていました。
この地域では最近不審火が多く出ているので放火の可能性もなきにしもあらず。
出勤途中にその資材置き場を通るので、見ると3割程度が燃えたようです。
木材だけに火のまわりも早かったのでしょう。
母の話では、最近この会社は資材泥棒にもあったようで、災難続きです。
会社の方が来て、倉庫内の使える資材を搬出していたようですが、本当にお気の毒です。
燃えていなかった資材の中には消火の際に水がかかった物もあり、使い物にならないようでした。
犯人が早く捕まる事を願っています。
こうした事件は、周辺住民を不安にさせてしまいますね。
勝手に、次はウチなのか、なんて自分自身に対して不安を狩りたててしまうものです。
これによって次の行動が決まってしまうものなのですよね。
例えば、火災保険を見直すとか、神社やお寺に厄払いに行くとか、そんな気持ちになります。
何かしていないと不安なんですよね。
不安を消す行動は、人間だけでなく動物の共通した本能なのかなと思います。
しかし、あまりにも不安ばかりを気に病むと、本当に病んでしまうこともあるそうですね。
これが心の病気のきっかけなのでしょうか。
旅行先での災害
東日本大震災が発生してから、国内旅行の行き先の動向が変わったと言われる。
昨年宮城と青森に行ったが、大きなホールなどでは建物の耐震性について安全だと説明したり、地震が発生した際の行動について繰り返しアナウンスが行われていた。
旅行のプランを立てている際に、大地震がきたらどうしようといった大きな不安がよぎるようになったという人は多いかもしれない。
震災が起こった2日前に東京にいて、震度4の地震があった。
よく最近あるんですよ〜と先方は話していた。
震災の翌週に出張で行く予定だったが余震が続いており、先方の多くは自宅で仕事をする指示が出ており、結局こちらの出張は延期になった。
さらに翌週に行くことになり、またいつくるか分からないと不安だった。
実家の母親にどの便に乗り、何時間滞在して、先方の会社は何区にあるのかも伝えた。
もしまた地震があって交通機関が停まったら空港までどういうルートで行けばいいのか分からないし、そんなときに携帯のバッテリーがなくなれば検索もできないと、予備の充電池とプリントアウトした空港までの地図も一応持参した。
その後、大きな地震にあうことはなかったが、この先どうなるのか、地震大国に住んでいる以上全く分からないのだ。
そういえば、旅行会社で旅行を申し込んだ場合、滞在先の住所などが書かれた工程表を2枚渡される。
一枚は残った家族の元に置いておくものだが、携帯電話がなかった時代は何かあればホテルに電話をつないでもらっていたので、そのときの名残であろうと思う。
でも良い習慣だと思う。
ネットで旅行の予約を取り、チケットもペーパーレスの時代。
家族はどこに滞在するのかも知らされないままだと不安を感じるんだと、震災後の出張で気がついた。
今年は3回東京に出張予定がある。
母親にメールだけでもしておこうと思う。