電線と景観
日本の写真を見せる時に少しこの町並みの写真は見せまいかな、と躊躇することがある。
それは電線のせいである。
せっかくの美しい町並みの写真にクリアに黒の電線が何本も存在していると、その写真を見るものが日本の景色全てを電線つきでインプットしてしまう。
日本に住んでいるとこの町並みになれて気にならないかもしれないが、海外の人にとっては違和感のある存在だ。
数年前にみたハリウッド映画では電気のない時代なのに電柱、電線がしっかり存在していて笑えたが、海外の人がよく電線つきで日本の街をイメ-ジしていることは残念ながら少なくない。
確かに地震大国の日本では地下にこれらを埋め込むには莫大な費用がかかり、しかも安全性を万全に高めるには大変な努力がいるかもしれない。
けれどもここまで科学が発達した社会で未だにこのような景色を見続けなくてはならないことは非常に残念だ。
ヨーロッパではその多くが、また他国の地震があるかもしれない地域のいくつかでも電線は既に地面の下だ。
これは経費の問題でもあるが、美的感覚の問題でもある。多くの日本人がヨ-ロッパに出向きその自分達の都市を美しくみせようとする姿勢に見習って、いつしか海外からの日本への旅行者もどこでも電線なしで写真を取れる日がくればいいなと思っている。
一部のテーマパークはオンランダの街並みを再現するために、地下に電線を埋設しているらしい。
電柱マニアにとっては、ちっとも面白くないだろう。
旅行に行きたい
私の趣味の一つに旅行があります。
特に海外旅行が好きで、毎年何処かへ行くようにしています。
今回は、なぜ海外旅行が好きなのかについて書こうと思います。
今でこそ海外旅行が好きだと言えますが、22歳までは外国なんて絶対に行きたくないと思っていました。
英語が苦手だし、お金もかかるし、それなら国内で十分だと考えていたからです。
でも、卒業旅行でオーストラリアに行ってから考えが変わりました。
初めての海外旅行はオーストラリアのケアンズでした。
飛行機に乗るのも2回目くらいで(1回目は高校の修学旅行です)怖いなと思っていたのですが、機内食を食べたら元気になりました。
長いフライトは初めてでしたが、映画を見たりしてそんなに退屈しませんでした。
海外なんで当たり前なんですけど、外国人ばっかりでビックリしました。
信号が違う、スーパーも違う、レストランも違う、お金も違う。
なんだかテーマパークに紛れ込んだような気分でした。
オーストラリアでは日本にいてはなかなかできない体験もしました。
コアラを抱っこしたりカンガルーに餌を上げたりアボリジニの人たちのダンスを見たりグレートバリアリーフでダイビングしたり。
その経験がすごく新鮮で楽しくて、海外旅行って楽しいなと感じたのです。
飛行機に乗ってしまえば、国内も海外も出かけることには大差ないです。
言葉が通じなくて不便なこともありますが、その不便さがまた楽しいです。
初海外旅行以来、英語もちゃんと勉強するようになりました。
これからも色んな所へ行きたいです。