日中学校の寮の違い

日本では、学校の寮は学校の外にあります。
通学の時、徒歩できない距離でしたら、自転車、バス、電車、地下鉄など利用することもあります。

私は日本語学校で勉強する時20分間の電車だけで済みましたが、大学院に通学する時、引越しなかったので、電車とバス両方必要になり、通学時間は合計1時間以上かかりました。
大切な時間を通学で使ったら、もったいないと思いました。

中国では、それはありえません。
中国の学校の寮は学校の一部として、学校の中にあります。
寮から教室までの距離は徒歩数分ぐらいしかないので、乗り物は一切要りません。

朝どうしても寝たくて、朝ごはんをぬくつもりでしたら、授業開始10分前に起きれば間に合います。
すごく便利だと思います。
時間の無駄にもなりません。

元々、日本では、寮を併設している学校自体が少ないですね。
全寮制というと、何か特別な生徒だけが集まっているのかなと、勘繰ってしまいますが、スポーツ推薦などで全国から有力な選手が集う学校は、寮生活になっているようですね。

このような青春時代を親と離れて暮らすのは、自立心が養われて良いと思います。
また、公共道徳なども自然に身に付くようですので、こうした全寮制の学校を標準にすることも教育なのではないでしょうか。
親の家計に負担が無いように、費用は低めにして欲しいですけどね。

専門学校を卒業して、自動車整備工場の車検の責任者になっている知人は、親から離れることは歓迎だったそうです。

学校行事は思いのほか多くて大変

学校行事は思いのほか多い。
確かに子供の成長を知りたいと思うし、学校での生活も見ておいた方が良いだろう。
それに、親子で奉仕するなんていうイベントも、子供の為には良いことなのだろうと思う。
しかし、正直大変だと思うことも少なくない。

仕事を休んで学校に行くお母さんたちも多い。
たとえ日曜日であっても、疲れた体を休める日にあてたいのが本音。
もちろん人前では言わないが、同じように思っているお母さんは少なくないような気がする。
でも、きっと学校だって大変なのだろう。
先生だってわざわざ出勤しなければならない。
たぶん、私たちよりもずっと早く学校に来ているはず。
みんながこんなにまで努力して子供たちを見守っている。
やっぱり子供は親に感謝せねばなるまい。
いや、親だけでなく周りの多くの人達に助けてもらったり教えてもらいながら、成長している。
それは今も昔も同じ。
私も昔子供だった頃は、同じだったのだろう。
こうやって順繰りに順繰りにやって行く。
学校に子供を通わせるようになると、本当に色んなことに気づかされる。
そして、考えされられる。
それまでの考え方が大きく覆させられることも少なくない。
正しいと思っていた自分の真実が、そうではないこともあるのだ。
大変なことも多いし迷うこともたくさんあるのだが、いつかきっと良い思い出となってくれることだろう。
そう思うことにして、残された小学生ママを味わおうと思う。
早く大きくなって欲しいような、そうではないような複雑な気持ちでいる私だ。
あと少しの時間である。
思う存分やって行こうと思うのである。

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