日本の曖昧文化

曖昧な言い方は日本特有の文化といっても過言ではないと思います。
飲食店でアルバイトをする時、「お茶をお持ちしましょうか?」とお客様にお聞きしたら、「いいです。」と答えてきます。

それは要るか要らないか、どちらの意味でしょうと、迷ってしまいます。
日本語には、曖昧な表現がよくあります。
「いいです」「結構です」など、日本人なら、語調や前後の話から正しく判断できると思いますが、外国人にとっては困ることです。

失礼になるかもしれませんが、二度と確認しなければなりません。
その時、「お願い」か「要らない」という答えをもらって、ようやくお客様の意図がわかるようになります。
恐らく相手への配慮からこうなっているのでしょう。

しかしこれらの曖昧な返事を逆手に取られて、必要でないものを契約させるという悪質な商法がはびこっているようです。

業「ふとん買いませんか?」
客「いいです(と断ったつもり)」
業「わかりました(商品購入してもいいということだな)」

後日、高額な請求書とともに粗悪な布団が送られ、返品やクレームの電話を入れると、当時の会話を録音したテープを再生して、いいと言ってる、などと言いくるめるのです。

このような場合は、役所などの消費者相談センターへの連絡で解決を目指すわけですが、こうならないためにも、はっきりと「必要ありません」と言うべきですね。
「結構です」は、契約して結構、などと揚げ足を取られますので、ご法度です。

布団の手入れ

思いの外、梅雨入り宣言が早く出された今年。
布団の衣替えにモタモタしている。
まだ肌寒い夜が続いていたので、軽い羽布団を使っていた。

冬はこれに毛布をプラスして寝ているのだが、空気がたっぷり含まれた羽布団なので引き続き使用していた。
それから何週間か経った今は、吹いてくる風はひんやりとしているのに、ジメジメしている変な梅雨が続いている。
布団を入れ替えるときは、洗えるものは洗濯機に掛ける。
カバーと布団を分けて洗ったあとは、カンカン照りの日に干す。

それから、シーズンを越すために圧縮袋に入れるのだが。
しかし、今年は「まだ使うかもしれないな〜」というまま羽布団が暑くかんじる季節になってしまった。
降水確率50%ほどのぱっとしない予報が続いているため、洗濯して干すこともできない。
そのため、使わないのに羽布団や毛布を出している状態で、部屋に荷物が増えたように見えてスッキリしない。
梅雨宣言の前にサッと干しておけば良かったのにと後悔している。

だからといって、干していない布団を圧縮するのは好きではない。
水分が残ったまま空気を抜くので、なんだか気持ちが悪いのだ。
綺麗に洗って干して圧縮袋に入れても、結局またシーズンが来たときに袋から出して天日に干すのだが、しまうときも天日に当てておかないと気が済まない。

いよいよ晴れたときがあっても、ベランダのスペースを考えると1枚しか干せない。
たとえばシーツを洗ったときであれば、シーツがスペースを占領してしまうので、布団本体は翌日に回してしまう。
でも翌日は雨が降ったりして、なかなかしまえないもどかしい日が続くのだった。

昨日、ようやく毛布と羽布団2枚を圧縮して実家に持って帰り、夏布団と交換してきた。
やっと快適になりそうだ。

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